POSCO Japan PC株式会社
広大な工場屋根を全面活用し、CO₂排出と電力コスト削減を同時に実現
太陽光 × 余剰電力活用で、再エネ自給率を最大化しグループの脱炭素を先導
世界54カ国に展開し、グローバル鉄鋼産業を牽引するPOSCOグループ。その日本法人として、鉄鋼コイルの加工・供給を担うPOSCO Japan PCさまにお話を伺いました。
近年は、POSCOグループが掲げる 「2050年 炭素中立型(カーボンニュートラル)」の実現に向け、日本法人として先駆的に脱炭素経営を進めています。なぜ今、再生可能エネルギーの調達に積極的に取り組んできた同社が、工場屋根全面の太陽光導入に踏み切り、自家発電の取り組みへと大胆な変革を加速させているのか。その背景と狙い、そしてグループ全体に広げていこうとしている未来像について語っていただきました。
会社名
POSCO Japan PC株式会社
会社概要
韓国POSCOグループの日本法人として、製鉄コイルの切断加工・デリバリー事業を展開。国内では川崎〜九州まで7拠点を構え、製造業・自動車産業を中心に高品質な鉄鋼製品を供給しています。
グループ全体の「2050年 炭素中立型(カーボンニュートラル)」の方針に基づき、環境負荷の低い工場運営へ注力しています。
導入事例インタビュー
経営支援室 購買投資部 副部長 孫 甫元 氏
川崎工場 工場長 加納 伸哉 氏
導入前の課題
・設備老朽化で電力使用量増加
・電力コストの高騰と変動
・土日の余剰発電の“無駄”
・自己投資の負担
導入の決め手
・屋根全面設置の提案
・余剰電力の最大活用
・契約条件の手厚さ
・初期投資なし
導入の効果
・使用電力のCO2排出50%以上削減
・電力コスト削減
・工場の輻射熱軽減
・地域(自治体)から注目/評価
ー POSCOグループ、およびPOSCO Japan PCとしての脱炭素目標を教えてください
POSCOグループ全体では、2050年 炭素中立型(カーボンニュートラル)を宣言しており、世界54カ国のグループ会社で脱炭素を進めています。 日本法人である当社も、この方針に沿って環境負荷の低い事業運営を強化してきました。すでに 約68%のCO₂フリー電力 を使用しており、国内の外資系製造企業の中でも高いレベルでクリーン電力を活用しています。今後は、単に再エネを外部調達するだけでなく、自社発電による環境価値の高い“創エネ” を加速することが当社の目標です。屋根上太陽光発電は、その中心施策の一つになっています。
ー 導入前、どのような課題を感じていましたか?
当社が日本に進出して約18年になりますが、当時導入した設備の老朽化が進み、電力効率が悪くなっていました。
今後さらに電力使用量が増えることが想定され、コスト面でも環境面でも、手を打つ必要がありました。
また、太陽光を自己投資で多額の費用をかけて導入しても、工場は土日が休みなので“余剰電力がそのまま無駄になる”懸念があり、それが大きな障壁になっていました。
ー その中で、アイグリッドの提案に魅力を感じた理由は?
最大の決め手は、“屋根全面を有効活用”することで、環境価値も経済合理性も最大化できることでした 。自己投資案では屋根面積の一部しか載せられず、費用対効果も美観も中途半端でした。
アイ・グリッドは、屋根全面で最大発電しつつ、当社の電力使用量に合わせた最適設計を提示してくれました。余剰電力をグループの他拠点に循環供給することで太陽光パネルを設置した工場が稼働しない土日に発電された再エネも活用できる仕組みによって、発電したエネルギーを無駄にしない点も大変魅力的でした。
保険や災害時の対応条件の希望もマッチングしていて、長期契約でも安心して進めることができたのも決め手です。

ー 実際に導入してみて、どのような効果を期待していますか?
まずはCO₂削減効果です。豊橋・川崎・四日市の3拠点で導入が決まり、使用電力の50%以上のCO₂削減ができる見込みです。
それに加えて、工場内の温度上昇の抑制にも期待しています。夏場は工場内が非常に高温になり、熱中症のリスクもありました。屋根全面にパネルを設置することで遮熱効果が生まれ、従業員の作業環境改善にもつながると考えています。
また、電力コストの面でも大きな効果が期待できます。
当社は大型加工設備や搬送設備による電力使用量が非常に多く、電力価格の変動も経営に影響していました。太陽光によって自家消費できる電力量が増えることで、長期的に電力コストの最適化が進むほか、土日に発生する余剰電力も無駄にせず活用できるため、経済面でのメリットが大きいと感じています。
ー 今後の展望について教えてください
今回の太陽光導入は、決してゴールではなく、むしろ新しいスタートだと考えています。
私たちは、創エネによって生み出される価値をさらに広げていくために、将来的には蓄電池も導入し、余剰電力を災害時の非常用電源として活かす仕組みづくりにも挑戦していきます。
“外部からの電力を使う”だけでなく、“自社で発電し、蓄え、未来に備える” ところまで踏み込むことで、当社のBCPはもちろん、日本の製造業全体のレジリエンス向上にも貢献したいと考えています。
さらに、今回3つの工場拠点で先駆けて導入できたことは、POSCO Japan PCとして大きな一歩であり、大きな使命でもあります。ここで得られる成果や知見を他拠点へ、そしてPOSCOグループ全体へと展開し、“日本からグループの脱炭素をリードしていく存在” になりたい。その強い思いを持って、私たちはこのプロジェクトに取り組んでいます。
太陽光発電の導入で終わるのではなく、グループにとっても、地域社会にとっても誇れるモデルケースをつくっていきたいと思っています。
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